こんにちは、midori80です。
関西には地下駅はたくさんありますが、そのうち定期列車の通過設定がある駅は意外と少ないです。
今回は定期列車の通過設定がある関西の地下駅を全て紹介します(2020年時点)。
阪急京都線 大宮駅
阪急京都線の大宮駅は特急、快速特急、快速特急Aが通過します。
当駅は1963年に京都線が河原町(現・京都河原町)に延伸されるまでは終着駅で、延伸後も長らく特急を含む全列車が停車していましたが、2001年3月のダイヤ改正で特急の通過駅に変更されたという歴史があります。
ただし通勤特急以下の種別は停車するため、平日朝ラッシュ時および夕ラッシュ以降の時間帯は通過列車がありません。
阪急京都線 西院駅
大宮と同様、西院も特急、快速特急、快速特急Aが通過します。
京都線の地下区間にある駅は京都河原町~西院の4駅で、西院は大阪梅田方面から見ると京都市内最初の地下駅、京都河原町方面から見ると京都市内最後の地下駅です。
こちらも大宮と同様、通勤特急以下の種別の停車駅であるため、平日朝ラッシュ時および夕ラッシュ以降の時間帯の通過列車はありません。
山陽電鉄本線・阪神神戸高速線 西代駅

西代は山陽電鉄本線の起点駅であり、駅近くには山陽電鉄の本社ビルもありますが、ダイヤ上は途中駅のような扱いとなっており種別表示幕が赤色の直通特急が通過します。
一方で種別表示幕が黄色地の直通特急、S特急、阪神特急は停車します。
阪神神戸高速線 大開駅
大開も西代と同様、種別表示幕が赤色の直通特急が通過し、それ以外の種別は停車する駅となっています。
阪神神戸高速線 西元町駅

西元町はS特急、種別表示幕が赤色の直通特急が通過します。
S特急の阪神神戸高速線内唯一の通過駅となっています。
阪神本線 春日野道駅

阪神神戸三宮駅の大阪寄り一つ隣の駅、春日野道駅は当駅を通る全ての優等列車(快速急行、特急、直通特急)が通過します。
春日野道駅のホームは現在相対式2面2線ですが、2004年までは現ホームに挟まれた場所にある1面2線の島式ホームが使われていました。

この島式ホームは幅が2.6mと非常に狭く、「日本一幅の狭いホーム」として有名でした。
なお春日野道駅の大阪寄り一つ隣の駅、岩屋駅も快速急行、特急、直通特急が通過しますが、半地下駅なのでここでの紹介は割愛させていただきます。
阪神本線 福島駅
大阪梅田駅の神戸寄り一つ隣の駅、阪神福島駅は急行、区間特急、特急、直通特急が通過します。
2009年3月の阪神なんば線西九条~大阪難波間開業までは急行が停車していましたが、なんば線開業時のダイヤ改正に合わせて通過に変更され、現在停車する優等列車は朝ラッシュ時に運転される区間急行のみとなっています。
福島駅は大阪梅田駅を除くと阪神本線の大阪府内の駅で唯一の地下駅です。
京阪本線 清水五条駅
京阪本線の清水五条駅は快速急行、通勤快急、特急、ライナー、快速特急「洛楽」が通過します。
京阪本線区間の地下駅では唯一通過列車の設定がある駅です。
準急、通勤準急、急行は停車します。
京阪鴨東線 神宮丸太町駅

清水五条駅と同様、神宮丸太町駅も快速急行、通勤快急、特急、ライナー、快速特急「洛楽」が通過し、準急、通勤準急、急行が停車します。
なお京阪鴨東線(三条~出町柳駅間)を走る列車はほとんどが京阪本線と直通運転を行っています。
神宮丸太町は京阪鴨東線唯一の途中駅です。
近鉄難波線 近鉄日本橋駅

近鉄の地下駅のうち、近鉄日本橋のみ特急が通過します。
近鉄日本橋は近隣の大阪難波、大阪上本町、鶴橋と比べるとやや利用者数は少ないものの、それでも近鉄全駅中上位に入る利用者数を誇っています。
また大阪市内中心部にあり堺筋線との乗り換え駅でもあるため、近鉄における大阪市内の主要駅の一つとして一般種別は全て停車します。
まとめ
- 阪急京都線 大宮駅
- 阪急京都線 西院駅
- 山陽電鉄本線・阪神神戸高速線 西代駅
- 阪神神戸高速線 大開駅
- 阪神神戸高速線 西元町駅
- 阪神本線 春日野道駅
- 阪神本線 福島駅
- 京阪本線 清水五条駅
- 京阪鴨東線 神宮丸太町駅
- 近鉄難波線 近鉄日本橋駅
関西大手私鉄5社のうち、南海には地下駅がありません。
なお臨時列車に関しては、天下茶屋(堺筋線)~嵐山(阪急嵐山線)で行楽期に運転された直通特急が、堺筋線内の動物園前、恵美須町、長堀橋、堺筋本町、北浜、南森町、扇町を通過した実績があります(2019年以降は運転されていません)。
動画はこちら
関西の地下駅通過シーン集の動画はこちらです。
2022年現在定期列車が通過する関西の地下駅を全て収録しています。