こんにちは、midori80です。
近鉄電車の一部車両の車内では、フリーWi-Fiを利用することができます。
今回は近鉄電車のフリーWi-Fiが使える車両を紹介します。
結論から言うと、2022年現在近鉄電車でフリーWi-Fiがどの編成においても利用可能な定期運用車両は
- 50000系(特急しまかぜの車両)
- 80000系(特急ひのとりの車両)
- 19200系(特急あをによしの車両)
となっています。
2021年冬以降、一部の21000系(特急アーバンライナーの車両)でもフリーWi-Fiが利用できるようになりました。
また23000系(伊勢志摩ライナー)でもフリーWi-Fi設置が進められているとのことです。
現時点では利用できない編成も存在するため、全編成で利用できるようになれば改めて本記事を更新します。
近鉄電車のフリーWi-Fiについて

近鉄電車の車内で使えるフリーWi-Fiの名称は「Kintetsu Railway Free Wi-Fi」です。
Kintetsu Railway Free Wi-Fiが使える近鉄の車両
50000系(しまかぜ)

「しまかぜ」の愛称で親しまれる50000系電車でKintetsu Railway Free Wi-Fiを利用できます。
「しまかぜ」は2013年3月に営業運転を開始し、大阪難波・京都・近鉄名古屋~賢島間で運転されている観光特急です。
観光特急の性質上乗車時間が長くなることが多いので、フリーWi-Fiは非常に助かりますね。
全国的にも高い人気を誇る車両であり、車内設備は非常に充実しています。
具体的には以下のような点が挙げられます。
- グランクラスに匹敵する快適性を誇るプレミアムシート。
- 両先頭車が展望室のあるハイデッカー構造となっている。
- 2階建てカフェテリア車両が設けられている。
- グループ向けのサロン席と和洋個室が設けられている。

80000系(ひのとり)

「ひのとり」の愛称で親しまれる80000系電車でもKintetsu Railway Free Wi-Fiを利用できます。
「ひのとり」は2020年3月に営業運転を開始した近鉄名阪特急の新たな看板車両です。
主な運行区間は大阪難波~近鉄名古屋間ですが、朝夕には大阪難波~近鉄奈良間の阪奈特急の運用に就くこともあります。
名阪間の所要時間は約2時間となっており新幹線より時間はかかりますが、その分移動しながらのPC作業などにも適していますのでフリーWi-Fiは非常に助かりますね。
「ひのとり」は全ての座席に最大までリクライニングできる「バックシェル」が採用されているのが特徴です。

この設備のおかげで後ろの人を気にせずリクライニング機能を利用することができます。
ひのとりの車両は両先頭車の「プレミアム車両」とそれ以外の「レギュラー車両」に分かれており、どの号車でもフリーWi-Fiを利用可能です。
両先頭車の「プレミアム車両」はハイデッカー構造となり、本革を使用した電動リクライニングシートが2+1列で配置されています。

シートピッチは1300mmとグランクラスと同等の広さとなっています。
これほどの豪華さでありながら新幹線より安い価格で名阪間を移動できるので、非常にオススメできる車両ですね。
「レギュラー車両」は2+2列で、こちらは高さ調整機能付きのフットレストを備えたリクライニングシートが配置されています。

シートピッチは1160mmと新幹線や在来線特急のグリーン車と同等の広さになっています。
レギュラー車両はプレミアム車両より安く利用できますがこちらも快適性はかなり高いので、「ひのとり」で名阪間を往復する際に両方の車両を利用してみるというのもオススメですね。
19200系(あをによし)

2022年4月29にデビューした特急「あをによし」の車内でもフリーWi-Fiが利用できます。
特急「あをによし」は大阪難波~京都間を近鉄奈良経由で結ぶ観光特急です。
車内設備は1・3・4号車に二人用のツインシート、2号車に3~4人用のサロンシートと販売カウンターという形になっています。
Kintetsu Railway Free Wi-Fiの接続方法
Wi-Fiネットワーク一覧から「Kintetsu_Railway_Free_Wi-Fi」を選択するとログイン画面となるので、SNSアカウントまたはメールアドレス登録で認証を行えば利用できます。

主要駅の構内でも利用可能
Kintetsu_Railway_Free_Wi-Fiは近鉄の主要駅構内でも利用可能です。
2021年6月現在利用可能な駅は以下です。
- 大阪難波
- 近鉄日本橋
- 大阪上本町
- 鶴橋
- 布施
- 東花園
- 生駒
- 学園前
- 大和西大寺
- 近鉄奈良
- 京都
- 近鉄丹波橋
- 高の原
- 西ノ京
- 大和高田
- 大和八木
- 榛原
- 名張
- 伊賀神戸
- 大阪阿部野橋
- 古市
- 尺土
- 高田市
- 橿原神宮前
- 飛鳥
- 吉野
- 近鉄名古屋
- 近鉄長島
- 桑名
- 近鉄四日市
- 白子
- 津
- 久居
- 伊勢中川
- 松阪
- 伊勢市
- 宇治山田
- 五十鈴川
- 鳥羽
- 鵜方
- 賢島
- 湯の山温泉
まとめ
今回は、Kintetsu_Railway_Free_Wi-Fiを利用できる車両について解説しました。
また2021年冬以降、アーバンライナーや伊勢志摩ライナーにもWi-Fiの設置が進んでおり近いうちに全編成で利用できるようになる見込みです。
全編成でWi-Fiの設置が完了しましたら追記します。
なお16200系「青の交響曲」、26000系「さくらライナー」、その他汎用特急車両では利用できませんので乗車の際には注意が必要です。
しかし、近年インターネットの利用率は大きく上がっているので、これらの車両においても今後拡大の可能性もあるのではないかと思います。
またKintetsu_Railway_Free_Wi-Fiは主要駅の構内でも利用できます。
近鉄を利用される場合は是非活用してみてはいかがでしょうか。
今回は以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
