こんにちは、midoriです。
今回は、近鉄が計画を公表している大阪・夢洲への直通特急の停車駅を予想していきたいと思います。
夢洲直通特急の概要
近鉄は2025年に大阪・関西万博が開催される夢洲(ゆめしま)と近鉄奈良・伊勢志摩方面を直結する特急列車の運行を検討しています。
最初の運行検討発表は2019年で、2020年度は目立った話の進展はありませんでしたが、2021年5月14日に発表された「近鉄グループ中期経営計画2024」(20ページ目参照)において運行を継続検討していることが明らかになりました。

近鉄奈良線と大阪メトロ中央線は集電方式が異なるため、夢洲直通特急設定にあたっては2つの集電方式に対応する新型車両、または走行中に外部から電気を取る必要がない「蓄電池車両」を導入する予定となっています。
近鉄、蓄電池車両の導入も検討 万博会場行き直通列車で https://t.co/NnIld9UJuo
— 朝日新聞・鉄道取材班 (@asahi_rail) June 13, 2019
夢洲直通特急停車駅予想
夢洲~生駒間の停車駅は以下図のように予想しました。

あくまで現時点での私見ですが、順番に解説していきます。
夢洲

夢洲駅(仮称)は2024年度に開業予定の駅です。
2025年に開催される大阪・関西万博の会場最寄り駅となることが決定しており、IR誘致やタワービル建設も計画されています。
大阪港トランスポートシステム北港テクノポート線の駅として開業予定ですがまだはっきりと決まっておらず、ニュートラムが大阪メトロに編入されたように大阪メトロの駅として開業する可能性もあります。
夢洲より先、舞洲・新桜島への延伸も計画されていますが、こちらについては2021年時点では不透明となっているため当面の間は当駅が始発・終着駅となるでしょう。
コスモスクエア

コスモスクエア駅は大阪メトロ中央線の終着駅です。
- ニュートラムとの乗り換え駅である。
- 夢洲と近いエリアであるため、夢洲の開発に伴って当駅周辺も開発される可能性がある。
この2点から停車駅になるのではないかと予想しました。
弁天町

弁天町駅はJR大阪環状線との乗換駅です。
奈良方面⇔梅田・天王寺エリアの乗り換えは後述する森ノ宮駅の方が便利ではありますが、USJ方面への乗り換えに便利である他、夢洲を擁する大阪ベイエリアの玄関口として開発される余地もある駅です。
本町

本町駅は御堂筋線・四つ橋線との乗換駅です。
- 御堂筋線との乗り換え需要が大きい。
- 駅周辺は大阪最大のオフィス街となっている。
- 中央線の駅としては最も乗降客数が多い。
これらの点から停車する可能性は非常に高いと予想しています。
森ノ宮

PekePON – 投稿者自身による作品
森ノ宮駅はJR大阪環状線との乗換駅です。
奈良方面⇔大阪・天王寺方面の乗り換えが便利である他、当駅周辺の大規模な開発が計画されているため、将来的にさらに拠点性が増すと考えられます。
大学立地を想定した場合の大阪城東部地区のまちづくりコンセプト及び戦略:https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/cmsfiles/contents/0000498/498741/04-2.pdf
生駒

生駒駅は近鉄けいはんな線と近鉄奈良線の乗換駅です。
夢洲直通特急は当駅から近鉄奈良線に直通し、奈良・伊勢志摩方面へ向かう運用が計画されています。
運行上重要な駅でもあるため当駅の通過は考えづらいです。
終わりに
(夢洲)、コスモスクエア、弁天町、本町、森ノ宮、(生駒)
ひとまずこのような停車駅で予想してみました。
この他にも阿波座、堺筋本町、谷町四丁目など停車したら需要がありそうな駅はありますが…
地下鉄線内での停車駅が増えすぎると各駅での停車時間が短くなりすぎてしまう恐れがあるため、速達性向上の効果は薄くてもある程度通過駅を設定することは有意義だと思います。
関東の地下鉄直通有料特急「メトロはこね(メトロモーニングウェイ・メトロホームウェイ)」においても、地下鉄線内の停車駅では一般列車より停車時間が長めに確保されています。
とはいえ、もう少し多くの駅に停車する可能性は十分あると思います。
また停車駅としては想定しませんでしたが、近鉄と大阪メトロの境界駅である長田駅では乗務員交代のため運転停車がなされるのではないかと思います。
夢洲直通特急の登場は個人的にも楽しみなので、今後どのように動いていくか注目していきたいです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。